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August 13, 2005

写真 vs 絵画

今から10年近く前、短期間の写真教室に通ったことがあります。まだ一眼レフを触ったこともない頃の話です。

その時の講師、プロの写真家に「写真と絵画の関係をどのように思われますか」、そんな質問をしたことがありました。

非常に類似しているようで、大きく異なっている部分もあり、どちらがどのような方向を持って進もうとしているのか、そのあたりについて、一人のプロフェッショナルの意見が聞きたかった、というのが正直なところです。

写真の面白さもそうなのですが、最近になって、絵を描く面白さも楽しんでいます。

写真も絵(水彩画)も「ド」のつく素人ですが、個人的に感じたこと。

写真は、真実を写す。 以前はそのように考えていました。

でも、それは違う様な気がする。写真も嘘をつく。

例えば、写真の構図一つ取り上げてみても、そんな気がします。写真は写真の枠で切り取られるが故に、実際に見ている中のごく一場面しか表現できない。 時として、一部の切り取りが見る人には虚実の世界に映る。

例えば、車が脇から飛び出してきて、男の人が驚いている。もしくは、気が付かずににこやかに歩いている。 そんな場面で構図の中に車をいれずに男の人だけを中心に写す。 すると、何か分からないけど驚いている男の人から、とてつもない危機的な状況が表現されたり、にこやかな笑顔から平和な状況が想像されるかもしれない。でもそれって真実?

逆に、撮影者に「この場面を伝えたい」という思いのない、なんとなくボーっと写しただけの写真に何の感動があるのか。

例えば、Sweet Daughtersの写真を見ていると、実際に同じ場所にいてもどうということのない場面だろうな、自分は感動も何もないだろうな、という写真ばかり。

でも、ikkomanさんのレンズを通して写真になると、なぜか見るものに感動を与える。

写真家の意図を伝えるように構図やレンズやシャッター速度や何から何まで工夫することで、撮影者の感動が写真の中に入り込む。 それって、絵を描くのと同じことですよね。

ラジオだったかテレビだったか、「写真は事実を撮るためではなく、絵を描くために撮る。写真の最終目標は絵画なんだ」というような趣旨のインタビューを聞いて、ビックリしたことがあります。

でも、今はとても納得できます。

幼い頃は、細部まで丁寧に忠実に描かれた絵を見て、「あー、すごいなー。写真みたいな絵で上手だなー。やっぱり写真に近い絵の方が上手なんだなー」 漠然とそんなことを感じていました。

ちょっと違うんですよね、きっと。

ある意味、写真は絵画の様な自由な表現方法を求めて工夫を重ねているのかもしれないし、絵画は絵画で、時として自分のイメージした画像を細部まで忠実に、まるである種の写真のように描こうと技術を磨いているのかもしれないし。

結局のところは、伝えたいという思いがどれ程、その作品の中に入っているか。 その思いを表現するための単なる手法の違いだけなのかな、、、という気もしてきます。

そんな枠組みで考えると、文学も音楽も同列に入ってしまうのかもしれませんが。

すいません。駄文でした。

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